調査レポート
公開日:2025/09/03 最終更新日:2026/01/24

【40〜60代エンジニア600名調査】7割超が年下管理職「抵抗なし」フルリモート希望者多数も、5割超は収入次第で出社OK。ベテランエンジニアの柔軟姿勢が判明

【40〜60代エンジニア600名調査】7割超が年下管理職「抵抗なし」フルリモート希望者多数も、5割超は収入次第で出社OK。ベテランエンジニアの柔軟姿勢が判明

約8割のシニアエンジニアが、年齢、スキル劣化、AIの脅威などキャリア不安を抱える

シニアエンジニア特化のフリーランス求人サイト「レガシーフォース」を運営する株式会社モロ(本社:東京都港区、代表取締役:前田洋平)は、40代〜60代のITエンジニア600人を対象に、働き方に関する実態調査を実施しました。調査から、年下の管理職や、出社に関するベテランエンジニアの柔軟な姿勢が判明すると共に、約8割が何らかのキャリア不安を抱えている実態が判明しました。

調査サマリ

  • 7割は年下管理職からのマネジメントに抵抗なし
  • フルリモート希望多数も、「収入次第で出社する」人が過半数
  • 年代が上がるに連れ、年収より環境を重視する傾向に
  • 約8割が年齢、スキル劣化、AI脅威などキャリア不安を抱える

7割は年下管理職からのマネジメントに抵抗なし

年下管理職によるマネジメントへの意識調査グラフ:72.4%が受容的

シニア層のビジネスパーソンは「マネジメントが難しい」と思われがちだが、40〜60代のエンジニアに対して、かなり年下の管理職にマネジメントされることをどう思うか聞いたところ、「歓迎する」が9.2%(55人)、「特に抵抗はない」が63.2%(379人)となり、合計で72.4%が受容的な姿勢を示した。

「かなり抵抗がある」は8.3%(50人)に留まっており、強い拒否感を持つ人は少数であることが判明した。年代別で見ても特に顕著な差は見られず、ベテランエンジニアの多くが年下管理職のマネジメントを柔軟に受け入れる意向が明らかになった。

フルリモート希望多数も「収入次第で出社する」人が過半数

働く場所と収入に対する価値観の年代別グラフ

働く場所と、収入に対する価値観を聞いてみたところ、「高い給料なら出社でも構わない」と答えた人が52.7%(316人)で過半数を占めた。「給料が下がっても在宅・リモートがいい」は32.7%(196人)、「収入にかかわらず0、そもそも出社したい」は14.7%(88人)となった。

年代別に見ると、60代では「給料が下がってもリモート」を希望する人が37%と他の年代より高く、40代(29%)、50代(32%)を上回った。一方で「高い給料なら出社」については40代58.5%、50代54%、60代45.5%と、年代が上がるにつれて減少する傾向が見られた。年代が上がるにつれ、収入よりも理想の働き方を重視する傾向が見られる。

理想はリモートワーク中心、現実は約3割が完全出社

現在の勤務形態の実態グラフ:完全出社とフルリモートが拮抗

現在の勤務形態は「完全出社」が29.7%(178人)フルリモートが29.5%(177人)とほぼ同数となった。フルリモートで働く40〜60代エンジニアのうち、通勤できる場所に住んでいるが在宅勤務をしている人が158人、移住や海外在住など、通勤できない場所に住んでいる人は19人だった。

理想の勤務形態グラフ:フルリモート希望が増加

出社偏重で働く人が増えているが、理想の勤務形態では実態よりも「フルリモート」が36%(216人)に増加し、「完全出社」は11%(66人)まで減少する。現実と理想の間には明確なギャップが存在していることが判明した。

一方で「こだわらず、企業の方針に合わせる」と回答した人も10.2%(61人)おり、企業の働き方方針に柔軟に対応する姿勢を持つ層も一定数存在することが分かった。

キャリア展望、約6割が現状維持派。47名はフリーランスへ転向を希望

今後のキャリア展望に関するグラフ:現状維持が多数

今後のキャリア展望については「今の働き方を維持したい」が62.2%(373人)で最も多く、安定志向の傾向が強く表れた。「ITエンジニアとして転職したい」は17.8%(107人、「ITエンジニアフリーランスとして独立したい」は7.8%(47人)となった。また、エンジニア以外の職種にキャリアチェンジしたいと答えた人は8.1%(49人)存在した。

約8割が年齢、スキル劣化、AI脅威などキャリア不安を抱える

シニアエンジニアのキャリア不安要素の内訳グラフ

シニアエンジニアのキャリアに関する不安では「年齢が理由で仕事がなくなるかもしれない」が44.5%(267人)で最も多く、「技術の変化についていけず、自分のスキルが古くなるかもしれない」が33.7%(202人)、「年収が下がってしまうかもしれない」が30.5%(183人)と続いた。「特に不安はない」と答えた人は23.5%(141人)で、約8割のシニアエンジニアが何らかのキャリア不安を抱えていることが明らかになった。

株式会社モロ 代表取締役 前田洋平のコメント

「シニアエンジニアの柔軟性と課題に光を当て、業界全体の可能性を拓く」

今回の調査により、ベテランITエンジニアの働き方に対する柔軟性が明らかになりました。特に7割超が年下管理職を受け入れ、半数以上が条件次第で出社も厭わないという結果は、企業の人材活用戦略に新たな視座を提供するものと考えています。

一方で、約8割が何らかのキャリア不安を抱えているという現実も浮き彫りになりました。年齢を理由とした就業機会の減少や、技術変化への対応不安など、ベテランエンジニアが直面する課題は深刻です。

当社は、経験豊富なシニアエンジニアの価値を正当に評価し、活躍の場を広げることが、業界全体の発展につながると考えています。優秀なベテラン人材と企業のニーズをマッチングし、日本のIT業界の人材不足解決に貢献してまいります。

【調査概要】

  • 調査概要:ベテランエンジニアに関する実態調査
  • 調査期間:2025年7月
  • 調査対象:40代〜60代のITエンジニア600人(40代・50代・60代各200人)
  • 調査方法:インターネット調査(QIQUMOを利用)
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