調査レポート
公開日:2026/06/18 最終更新日:2026/06/18

フリーランスITエンジニアがオファー減少を感じた年齢は平均54.7歳。6割超が「対策できず」、約半数がブルーカラー転向「アリ」【40〜60代252名調査】

フリーランスITエンジニアがオファー減少を感じた年齢は平均54.7歳。6割超が「対策できず」、約半数がブルーカラー転向「アリ」【40〜60代252名調査】

40〜60代フリーランスITエンジニア252名を対象に「求人と年齢に関する実態調査」を実施。オファー減少を感じた年齢は平均54.7歳、6割超が対策できず、約半数がブルーカラー職への転向を「アリ」と回答しました。

オファー減少への対策は6割超が「動けていない」。約5割が現場職(ブルーカラー)への転向を選択肢に

シニアエンジニア特化のフリーランス求人サイト「レガシーフォース」を運営する株式会社モロ(本社:東京都港区、代表取締役:前田洋平)は、フリーランスとして活動する40代・50代・60代のITエンジニア252名を対象に、「求人と年齢に関する実態調査」を実施しました。

調査の結果、仕事のオファーが減ったと感じる年齢は平均54.7歳であることが判明しました。一方で、オファー減少への対策については6割超が「特に何も動けていない」と回答。また、将来的な現場職(ブルーカラー職)への転向については、約半数が「アリ」と回答しました。

近年、「ブルーカラービリオネア」と呼ばれる高収入の現場職が注目を集める中、シニアITエンジニアのキャリア観や働き方にも変化の兆しが見られる結果となりました。

調査サマリ

  • 早い人は30〜40代からオファーが減少。減ったと感じた年齢の平均は54.7歳

  • オファーが減った原因は「年齢」との認識が最多。一方で「原因が思い当たらない」も過半数

  • オファー減少への対策は、「何も動けていない」が過半数

  • 年齢を重ねるとオファーの年収条件やスキルマッチ度が下がる

  • ブルーカラーへのジョブチェンジ、約5割のシニアITエンジニアが「アリ」

早い人は30〜40代からオファーが減少。減り始めた年齢の平均は54.7歳

オファーが「明らかに減った」と感じた年齢帯(n=59)

「案件のオファーが明らかに減ったと感じたことはありますか」と聞いたところ、252名中59名(23.4%)が「明らかに減った」と回答しました。年代別に見ると40代は5名(8.5%)、50代は15名(25.4%)、60代以上は39名(66.1%)となり、年齢が上がるにつれてオファーの減少を実感しています。

「明らかに減った」と感じた年齢を具体的に聞いてみると、平均54.7歳となりました。

年齢帯で見ると「60〜64歳」が最も多く17名(28.8%)、次いで「50〜54歳」が12名(20.3%)と続きます。早い人では30代からオファーの減少を感じ始めており、年齢による選別はシニア世代だけの課題ではないことが分かりました。

オファーが減った原因は「年齢」が最多。一方で「原因が思い当たらない」も過半数

オファーが減った原因(複数回答・n=252)

「オファーが減った原因」について全員に聞いたところ、特定できるものとしては「年齢」が90名(35.7%)で最多となりました。以降、「自分の得意分野の需要低下」が29名(11.5%)、「求められるスキルの高度化」が28名(11.1%)、「希望単価と市場単価のミスマッチ」が27名(10.7%)、「生成AIの普及・進化による案件減少」が26名(10.3%)と僅差で続きました。

一方で、129名(51.2%)は「特に原因は思い当たらない」と回答しており、自覚のないままオファーが減っているケースも半数以上あることが分かりました。

オファー減少への対策は、「何も動けていない」が過半数

オファー減少後に取った対策(n=252)

オファー減少への対策としては、「特に何も動けていない」が157名(62.3%)で最多となりました。以降、少数回答で「希望単価・年収条件を下げた」が14名(5.6%)、「スキルセットの更新」が7名(2.8%)、「リファラル活用」が4名(1.6%)と続きます。

問題を認識しながらも具体的なアクションに踏み出せていないエンジニアが過半数に上りました。市場価値を高める方向での対策は相対的に少なく、多くのエンジニアが有効な打ち手を見つけられていない実態が浮かび上がりました。

年齢を重ねるとオファーの年収条件やスキルマッチ度が下がる

年齢を重ねてオファー内容はどう変わったか(n=252)

年齢を重ねてのオファー内容の変化については、「特に変化は感じない」が149名(59.1%)と最多になりました。

変化の中では「条件(年収・単価)が下がった」が40名(15.9%)で最多となり、「自分のスキルと合わない案件が増えた」が35名(13.9%)と続きました。

ブルーカラーへのジョブチェンジ、約5割のシニアITエンジニアが「あり」

現場の仕事への転職・転身は「あり」だと思いますか(n=252)

将来的な現場職への転職の可能性について聞いたところ、「むしろ興味がある」27名(10.7%)、「年収が維持できるならあり」26名(10.3%)、「切羽詰まったらあり」68名(27.0%)となり、合計121名(48.0%)と約半数が現場職への転職を選択肢として捉えていることが分かりました。

近年、「ブルーカラービリオネア」と呼ばれる高収入の現場職が話題になる中、シニアITエンジニアの間でも、従来のホワイトカラー職にこだわらず、現場職を将来のキャリアの選択肢として受け入れる姿勢が見られました。

一方で、「IT業界以外は想像がつかない」66名(26.2%)、「絶対にない」65名(25.8%)となり、現場職への転向に対する考え方は大きく二分される結果となりました。

株式会社モロ 代表取締役 前田洋平のコメント

今回の調査では、仕事のオファーが減ったと感じる年齢は平均54.7歳であることが分かりました。一方で、過去に当社が実施した調査では、40代・50代・60代のITエンジニアは高い学習意欲や就業意欲を持ち、年下の管理職に対しても柔軟な姿勢を示していることが明らかになっています。

当社が運営するシニアITエンジニア向けプラットフォーム「レガシーフォース」でも、年齢に関わらず第一線で活躍し続けているエンジニアを数多く見てきました。そうした方々に共通しているのは、特定領域における高い専門性に加え、長年の現場経験で培った判断力や課題解決力を持ち、それらを市場ニーズに合わせて適切に発信できている点です。

一方で、IT人材不足が深刻化する中でも、「シニアだから」という理由だけで採用対象から外されてしまうケースは依然として少なくありません。しかし、企業が若手人材にこだわり続けることは、即戦力となる人材との出会いを逃し、結果として事業成長の機会損失につながる可能性があります。

経験豊富なエンジニアの知見は、社会にとって貴重な人的資本です。年齢ではなくスキルや経験で評価される環境が広がることで、エンジニア不足の解消だけでなく、業界全体の生産性向上にもつながると考えています。

レガシーフォースでは今後も、シニアエンジニアの経験とスキルにマッチした案件との出会いを創出し、年齢に関わらず安心して活躍できる環境づくりに取り組んでまいります。

【調査概要】

  • 調査概要:求人と年齢に関する実態調査

  • 調査期間:2026年5月

  • 調査対象:40代〜60代のフリーランスITエンジニア252人(40代41人、50代82人、60代129人)

  • 調査方法:インターネット調査

    ≪アンケート利用条件≫

  • 1 調査結果は自由にご活用ください。但し情報の引用元として「レガシーフォース」の名前を明記

    してください。

  • 2 ウェブサイトで使用する場合は、引用元として、下記リンクを設置してください。

    URL:https://freelance.legacyforce.jp/articles/detail/engineer-offer-decline-age-survey